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ウサギの毛球症

突然飲み食いができなくなり、元気がないとのことで来院されたウサギさんです。

 

触診では胃がパンパンに張っており、レントゲンを撮ってみると、胃は液体とガスで膨らんでいます。

いわゆる「うっ滞」の状態ですが、状況からすると緊急性が高く、内科的に様子をみれるような状態ではなかったので、飼主さんには「おそらく十二指腸あたりに何かが閉塞しており、いちかばちか緊急に手術をしないとダメだと思いますよ」と説明し、いざ開腹・・・

やっぱり詰まっていました。

胃を切開して、十二指腸から引きずり出した毛球です。こいつが犯人です。

 

 

術後の回復はいまいちで、途中かなり心配なこともありましたが、なんとか無事復活して今日で全ての治療を終えました。

 

めでたしめでたし。