うさぎトレポネーマ

 トレポネーマは、うさぎ梅毒とも呼ばれる感染症です。人には感染せず、うさぎ同士で感染が広がる菌です。
 粘膜の接触や母子感染等によって感染します。多くのうさぎがキャリアと言われていますが、免疫の低下やストレスなどが発症の引き金になります。

 陰部や鼻に症状が出ますが、このウサギさんは鼻の粘膜に症状が出ています。
 

 抗生物質投与後10日目の状態です。かなりよくなりましたが、この時点で薬をやめてしまうとかなりの率で再発してしまいます。

 さらに10日間、抗生物質を続けたました。ほぼ完治していますが、ここからまだ続けて10日間ほど内服してもらって終了としました。

 

 「梅毒」というととっても恐ろしい性病のように聞こえますが、治療すればちゃんと治る病気です。