猫の傷

最近猫を外に出してしまう飼主さんが減ってとってもいい傾向だと思います。それに伴い猫の交通事故やケンカ傷の治療は、数年前に比べると極端に減りました。

で、今回は「室内飼育をしていても気をつけましょう」という家庭内での事故(?)を紹介します。

 

まずは一例目。

子供が遊びで輪ゴムを巻いてしまったために血行障害で足先がパンパンになっています。

 

子供も悪気はなかったんでしょうが・・・・

 

これに懲りてもうやらないでしょう。

 

とても痛がるので麻酔をかけてゴムを切りました。

 

後々皮膚が壊死しないか心配です。

 

抗生物質の全身投与とカラーを装着して三日後の状態です。

 

腫れは完全にひきましたが、ゴムが食い込んでいた部分の皮膚の表面がはがれました。

 

この状態ならおそらくこじれずに治ってくれそうです。

 

 

 

お次は・・・

 

家の中に置いてあったカッターナイフを自分でばらばらにして遊んでいたようで、前足の肉球周囲の皮膚がバサッと切れちゃっています。

 

細いナイロン糸で細かく縫いました。

 

ちゃんと生着してくれるといいんですが・・・

 

結果はまた後日ということで。

いずれも家庭内でちょっと気をつけてあげれば防げる事故だと思います。

 

皆さん、お気をつけ下さい。